手を伸ばし捕らえて 離れてゆく 心さえ無情に 消えて今すぐ ねぇ …愚か過ぎる? 「あなたしかいらない…」 閉ざされた廃墟はまたとない幻想郷  闇夜は私のもの 日常に蠢く孤独さえ虚無 「私の庭を荒すのは誰?」 手を伸ばし捕らえて 離れてゆく 心さえ無情に 消えて今すぐ ねぇ …愚か過ぎる? 「あなたしかいらない…」 初めて口にした 淋しいという言葉 お願いよ 離れないで 私ここにいる この身で思い知るわ 暗闇のその中で 「いつか誰か連れ出すの?」 おいでもっとそばに 近づいてよ 灯りはいらない 遣らず雨降らせて 引き止めたら 宴の始まりよ 安楽求め 手のひら溺れる魚 私の意のままにしてあげる 闇携えて 見つめるものはなに? あの幻想へともに逝きましょう 明日を蝕む孤独さえ恐怖 私の心覗くのは誰? おいでもっとそばに 近づいてよ 灯りは捨て去って 遥か遠い場所を望むのなら 光も闇さえも